花。小鳥。リボンに赤いほっぺ。子供たちの気持ちが、明るくなりますように。1947年、モノクロの昭和をすこしでも楽しくしたくて、真創は始まりました。真創の思いに共感してくれた画家たちが、色を塗り、絵を描いてノートや便箋やポストカード、表情のない小物たちに、どんどん命を吹き込んで行きました。
あれから60年、探さなくても、つくらなくても、欲しいモノがたくさん手に入る時代です。でも、ふと気がつくとなんでもあるのに、なんだかさみしい。全部を満たそうとするあまりになくしてしまったものが、あるような気がします。
同じものはひとつもなくて、そっと触れるとあたたか。60年前心をこめて描いた、数百枚にものぼる原画や製品が、ここには眠っています。心をこめてつくったものが、人を満たすことを、私たちは知っています。だから、この時代にも、できることがあるんじゃないかと思うんです。
あたらしいあなたには、はじめまして。
なつかしいあなたには、ただいま。